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2016.09.23 | スタッフブログ
JavaOne2016 Day3

みなさん、こんにちは。品質管理部の平良です。

本日も参加したセッションの中から気になった項目を紹介します。

1. MVC
MVCとJSFの違いについて、詳細は下記のページをご覧ください。
http://www.oracle.com/technetwork/articles/java/mvc-2280472.html
JSFはコンポーネントベースなのに対し、MVC1.0はアクションベースであるところが大きな違いです。
MVCは全く新しいアイデアというわけではありません。Javaの世界でもSpringによってMVCを実現することはできました。そこからMVC1.0により、サードパーティではなくJava本体の仕様としてMVCが組み込まれることに大きな期待がかかっていましたが、今回のJavaOneの中で「EE8からMVC1.0はドロップする」提案が発表されてしまいました。
前回の記事の中で「日本人にとってはかなり衝撃的なのかもしれません」と記載しましたが、日本のみならず世界的にも影響はあるようです。本日参加したセッションの中でも、スピーカーの方が反対意見があればぜひ声を上げてほしいと述べられていました。
多くのJava開発者にとって、Javaは利用するだけの存在になっています。コードに寄与したり、啓蒙活動に努めたり、Javaに対して「良くしていこう」と考えて活動している方たちは多くはありません。
今回上記の流れを見て、利用するだけに留まっている方たちも声を上げることでJava界隈に貢献できるのではないかと考えさせられるものがありました。

2. Polymer
PolymerとはWebコンポーネントを構築するためのGoogle製のJavaScriptライブラリです。
Polymerのページにカタログが用意されておりデモも豊富なので、こちらのページを見ていただけると概要がつかめると思います。
https://elements.polymer-project.org/
またPolymerのみならず、Webコンポーネント自体を体感するために下記のページもセッション内で紹介されていました。
https://customelements.io/ 

DatePickerやクレジットカードの入力フォームなど、UIの一部をコンポーネント化することで、保守性が高まったり再利用がしやすくなるというメリットがあります。
Webコンポーネントを使いやすくするために、通常のDOMから隠蔽するShadow DOMや、ブラウザ間の差異を吸収してどんなブラウザでもWebコンポーネントが動作するためのwebcomponents.jsといった周辺技術も紹介されており強く興味を抱きました。
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