COMPANY 会社情報 / 健康経営

クオリサイトテクノロジーズは、経済産業省と日本健康会議が主催する「健康経営優良法人(大規模法人部門)に6年連続認定されました。さらに「健康経営優良法人」の中でも上位500社である「ホワイト500」の認定を2024年に続き3年連続取得いたしました。
※「健康経営優良法人」認定制度は、地域の健康課題に即した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、特に優良な健康経営を実践している法人を顕彰する制度です。

クオリサイトテクノロジーズの健康経営宣言

クオリサイトテクノロジーズは、キヤノンMJグループとともに行動指針に掲げた「健康第一主義」に基づき従業員の健康の保持増進に取り組むことが、従業員とその家族の幸せ、ひいては持続的な企業価値向上をもたらすととらえ、健康経営に積極的に取り組むことを宣言します。

クオリサイトテクノロジーズ株式会社 代表取締役社長 小森 彦太郎

キヤノンMJグループの健康経営
(従業員との関わり|安全衛生と健康支援)

健康経営の理念と方針


  • 目的

    従業員一人ひとりが健康で活き活きと働くことは、従業員と家族の幸せや個々のパフォーマンスを最大限に発揮することにつながります。
    私たちは健康第一主義を継続することにより、企業の成長、持続性を実現できると考えています。

  • 体制

    弊社を含めたキヤノンMJグループにおいて健康管理が高いレベルで標準化されるよう、グループにおける健康支援政策、運用が統一化されています。

健康経営の課題と取り組み

健康課題へのアプローチ 健康経営体制図
■最終的な目標指標

健康経営の目的を達成するため、指標を定め健康経営に取り組んでいます。
「健康第一主義」のもと、健康診断受診率100%や精密検査受診率100%をはじめ、健康風土作りと社員のヘルスリテラシーを高めるために施策を講じてきました。
2020年からは健康経営の最終的な指標として、アブセンティーイズム・プレゼンティーイズム・ワークエンゲージメントを追加し、定期的に測定・分析し取り組みの効果を検証しています。


指標 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年 2025年
目標
先行研究
結果の
比較指標
測定
人数
216 206 208 206 201
アブセンティーイズム*1 実績値 6.1日 5.3日 8.5日 4.5日 6.9日 4.5日
以下
2.6日
回答率 99.0% 100% 100% 100% 100%
プレゼンティーイズム*2 実績値 85.5% 83.2% 83.6% 85.4% 81.0% 83.6%
以上
84.9%
回答率 99.0% 99.0% 100% 100% 100%
ワークエンゲイジメント*3 実績値 2.33点 2.44点 2.38点 2.42点 2.45点 2.42点
以上*4
2.52点*5
回答率 100% 100% 100% 100% 100%

全て定期健康診断の問診にて全社員を対象に実施(雇用時健診は除く)、割合は四捨五入。
*1 「昨年1年間に、自分の病気やけがで仕事を休んだ日数」という問いに対する回答の平均日数。
*2 SPQ東大1項目版「病気やけががないときに発揮できる仕事の出来を100%として、過去4週間の自分の仕事の評価[%]」という問いに対する回答の平均値。
*3 2023年まで:新職業性ストレス簡易調査票でのワークエンゲイジメント関連2問の回答者平均。2024年:ユトレヒト・ワーク・エンゲイジメント尺度(UWES)3項目版の回答者平均。
*4 2022年時点に設定した目標値。
*5 新職業性ストレス簡易調査票を用いた先行研究結果での指標。


■具体的な目標指標(単位:%)
【ヘルスリテラシーの指標】 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年 2025年
目標
生活習慣改善意識行動「実行段階」者の割合 25.5 37.6 37.7 39.8 37.8 40.7
一日1時間程度の身体活動をしている者の割合 19.9 26.1 30.0 32.9 33.0 34.8
野菜を一日350g以上摂っている者の割合 9.7 10.6 9.5 7.4 9.1 11.0
睡眠が6時間以上取れている者の割合 48.6 49.5 54.5 48.1 50.2 55.5
喫煙率 18.5 15.1 16.1 17.6 19.1 13.1
定期的に体重測定する者の割合 48.6 54.1 53.2 52.8 52.2 56.2
首・肩こり有症状率 50.8 53.1 44.6 57.2 52.1 44.0
腰痛有症状率 32.1 33.5 24.6 30.6 29.9 24.0
頭痛有症状率 29.4 27.9 26.2 28.9 28.7 26.0
がん検診受診率 18.6 39.1 37.3 53.6 50.0 55.0*1

定期健康診断、雇用時健康診断及びストレスチェックの結果から算出
*1がん検診受診については、対象は40歳以上とする。(キヤノンがん検診受診者のみ)

重点施策の取り組み状況と評価 1.自己健康管理力向上の推進強化と健康風土醸成

「健康管理3か年計画」に基づき、従業員一人ひとりが自分の健康に目を向け行動していけるよう、個別および集団アプローチによる生活習慣改善の啓発活動を行っています。
2019年から、個人や職場で健康行動目標を決めて取り組む「ヘルシーアクション」を展開してきました。2020年からは、カードを配布し取り組みの見える化・推進強化とコミュニケーション活性化を図っています。2022年からは役員のヘルシーアクションを社内公開するとともに、2023年からはキヤノンMJグループ共通の健康行動目標「ヘルシーアクション7」を周知し、会社全体で生活習慣改善に取り組む風土が定着してきています。
2019年からは健康保険組合と共同で健康増進アプリを導入し、アプリ登録率は年々増加しています。利用やイベント参加に応じたインセンティブを設け、ヘルスリテラシー向上と生活習慣改善の後押しをしています。
様々な活動の結果、生活習慣改善に取り組む従業員が増加するなど、着実に成果を上げてきています。


■ 運動の取り組み

年2回、健康増進アプリを使ったウォーキングイベントを実施しています。参加者や目標歩数達成者にはインセンティブ付与、地区別対抗戦を実施するなどし、参加者は年々増加し恒例のイベントとなっています。
また、2024年から座りすぎ防止の取り組みとして、会議中に立ちあがって体を動かす”Standブレイク”という取り組みも開始しています。


■ 栄養の取り組み

野菜摂取量が多い人はそうでない人より「仕事中活力がみなぎると感じる」という分析結果から、パフォーマンス向上のため野菜を350g食べる取り組みを行っています。
2024年から手のひらでカロテノイド量(推定野菜摂取量)を測定するイベントを実施しています。

野菜摂取量 × パフォーマンスの関連

カロテノイド量測定の様子

■ 睡眠の取り組み

従業員の睡眠での休養状況改善を目的に、2025年は睡眠の質向上のためのeラーニングを実施しています。また、パワーナップ(短時間の仮眠)推進動画を展開し、個人に合った休息方法の周知を図っています。


■ 適正飲酒推進の取り組み

休肝日設定と適正飲酒について啓発する動画を作成し、社内ポータルサイトでの周知やeラーニングを展開しています。

■ 禁煙の取り組み

受動喫煙防止のため、事業所内禁煙、就業時間内の全面禁煙を実施しています。また2019年よりスマホを活用したオンライン診療による禁煙プログラムを実施し、禁煙を推進しています。

項目 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
喫煙率 18.5 15.1 16.1 17.6 19.1
禁煙プログラム参加人数 2 0 3 0
■ 性差に応じた健康支援

2020年から性差に応じた健康課題に対する支援に取り組んでいます。女性の健康相談窓口を設置し、産婦人科で臨床経験のある産業医に相談できる体制を整えています。
また、ヘルシーリテラシー向上のために毎年eラーニングやセミナーを実施しています。2025年は20~30代の女性を対象に、「月経・がん検診」をテーマにeラーニングを実施しました。

性差に応じた健康支援セミナー実績
項目 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
女性社員 100.0% 28.2% 68.4%
管理職 94.4% 100%
■ 安全衛生・健康教育

健康について考える機会の提供と健康情報により、生活習慣を改善・定着させることを目的に従業員教育を行っています。
新任ライン管理職にはメンタルヘルスマネジメントも含めた安全衛生・健康教育を行っています。

安全衛生教育・セミナー内容と受講者数(受講率)
対象 内容 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
新任管理職 安全衛生教育 100% 100% 100% 100% 100%
新入社員 自己健康管理 100% 100% 100% 100% 100%
ポイント年齢
(30・40・50・60歳)
年代に応じた健康教育 87.5% 72.7% 87.8% 80.0%

2.こころの健康づくり対策の強化

キヤノンMJグループでは、4つのケアと3つの予防策を軸にさまざまな教育、相談などのプログラムを行っています。例えば、新入社員向けのセルフケア研修、各年代別・階層別のeラーニング、階層別研修、キヤノン健保によるEAP(従業員支援プログラム)導入などに継続的に取り組んでいます。

教育・相談プログラム


ストレスチェック受験率
項目 目標 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
ストレスチェック受検率 90%以上 83.9% 85.2% 93.9% 85.7% 84.7%

3.安全配慮の徹底と重症化予防

クオリサイトテクノロジーズでは、怪我や病気があっても安心して仕事を継続できるよう、必要とする従業員への就業上の配慮と個別のサポートを徹底して行っています。

■ 健診結果に基づく安全配慮と重症化予防の強化

精密検査や受診が必要な従業員には、保健師によるフォローや産業医面談などのサポートを行い、2019年以降、精密検査対象者の受診報告率100%の目標を達成し続けています。(コロナ禍の2020年を除く)
定期健康診断結果などを元にグループ基準に基づいて、生活習慣病の重症化予防および脳・心臓疾患の未然防止のために必要な配慮を徹底しています。
また、若年者のメタボリックシンドローム改善対策として40歳未満の対象者への保健指導を行っています。

定期健康診断の実施
項目 目標 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
定期健診受診率 100% 100% 100% 100% 100% 100%
精密検査対象者受診報告率 100% 50.0% 89.2% 100% 100% 100%
有所見者に対する保健指導実施率 100% 100% 100% 100% 100% 100%
■ 傷病休職者および不安定就業者へのサポート

人事、職場管理者、健康支援室の役割を整理し、対応マニュアルを標準化していくとともに、人事担当者や産業保健スタッフの教育をグループ全体で継続的に行っています。

■ 労働時間適正化および過重労働対策への取り組み

従業員の健康保持・推進のため、労働時間適正化に向けた働き方改革の取り組みとして、ノー残業デー(水曜・金曜)を設け、定時退社を促進しています。また過重労働対策として、人事部門と健康支援部門が連携し、キヤノンMJグループ内基準に該当する従業員全員に医師による面接指導を実施し、不調の未然防止・早期対応に努めています。

項目 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
1ヶ月あたりの平均残業時間 20.0 20.8 21.7 21.3 22.5
■ 年次有給休暇取得の推進・取り組み

従業員が柔軟な働き方を選択できる環境づくりの一環として、2021年3月より時間単位の年次有給休暇制度を導入し、更なる有給休暇取得率向上の推進・取り組みを実施しています。

項目 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
年次有給休暇取得率 83.2% 80.8% 82.1% 91.2% 82.0%
■ 社員の平均勤続年数
項目 全体 男性 女性
平均勤続年数 9.8年 9.9年 8.9年

※2024年12月末時点在籍社員数にて算出


4.効果的ながん検診受診の習慣化とがん予防

キヤノンMJグループでは、がんの早期発見のために、キヤノン健保による年代ごとのがん検診補助制度を設けるとともに、受診の習慣化に向けて全社的に啓発活動を展開しています。特にがんの罹患率が高くなる40歳以上の従業員に対しては、組織的な受診促進活動を行っています。

項目 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
がん検診受診率 18.6% 39.1% 37.3% 53.6% 50.0%

がん検診受診については、対象は40歳以上とする。(キヤノンがん検診受診者のみ)

キヤノンMJグループ
安全衛生活動方針

キヤノンMJグループ統一の安全衛生管理規程や各種安全衛生基準を定め、グループ全体で具体的な活動を展開していくために、年度ごとに安全衛生活動方針を労使で策定し、各社・各地域単位で積極的に安全衛生活動を展開しています。



【安全】労働災害削減、快適な職場環境づくり
1.労働災害の削減 『業務災害抑止目標:1桁(9件以下)』(そのうち「作業型」1件)
2.OSHMSおよびリスクアセスメントの運用推進
3.啓発・教育の充実による安全意識の向上
4.快適な職場環境づくり
【健康】イキイキ健康な社員と会社を支える健康経営の実現
1.ヘルスリテラシー向上と健康風土醸成
2.こころの健康づくり対策の強化
3.安全配慮の徹底と重症化予防
4.効果的ながん検診受診の習慣化とがん予防
【交通安全】無事故無違反の実現と安全運転意識の向上
1.交通事故・違反抑止に向けた取り組み(発生率・発生件数:前年以下)
2.再発防止活動と社員教育の徹底
【防火・防災】各種災害リスクへのグループ対応力の向上
1.災害発生時におけるグループ対応力の向上
2.災害に対する意識の向上

地域・職場単位での安全衛生活動

キヤノンMJグループでは、安全衛生の最上位機関として、安全衛生担当役員(取締役)が委員長を務める「キヤノンMJ品川・京浜地区安全衛生委員会」を設置しています。委員会では、「キヤノンMJグループ安全衛生活動方針」を策定し、労働災害の撲滅や、健康の維持・増進、交通安全、防火・防災、快適な職場づくりなどを推進しています。
クオリサイトテクノロジーズにおいても、法令に則り「安全衛生委員会」を設置し、「キヤノンMJグループ安全衛生活動方針」に基づき諸活動に取り組むとともに、その下部組織である「職場安全衛生委員会」では、日常の職場における安全衛生活動を推進しています。
また、各委員会においては従業員代表が参画するほか、従業員向けの施策を協働して実施するなど、労使一体となった安全衛生活動に取り組んでいます。

「5S」活動の取り組み

毎日が安心・安全・快適な職場環境で仕事ができることを目的として、安全衛生の基本である5S(整理・整頓・清潔・清掃・しつけ)活動に取り組んでいます。 良好な5S状態を維持するために課題箇所の迅速な改善活動を実施し、加えて4月・8月・12月の年3回を「5S強化月間」として定め、地域・職場ごとに課題と目標を掲げて取り組んでいます。

救命救急体制の推進と災害対策の実効性向上

緊急時において救命対応ができる従業員の育成を目的として、AEDを使用した「救命救急講習会」を定期的に開催しています。また従業員だけでなく、取引先のお客様にも「救命救急講習会」の受講を呼びかけ、一次救命活動の普及に取り組んでいます。
今後も「AED」と「心肺蘇生」の普及活動を行うことにより、一人でも多くの方々の「人命救助」に関わりたいと考え、この活動を通じ、広く地域・社会に貢献していきます。


救命救急体制の整備
・各拠点での救命講習会開催と受講の促進
・AEDの設置および管理
・AEDマップへの登録

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