皆さん、こんにちは。人財開発グループの田中です。
当社では、4月の入社から9月末までの 6ヶ月間、新入社員研修を 実施し、10月からは現場配属を迎えます。この研修では、エンジニアとしての基礎から応用、そして実践的なシステム開発演習までを段階的に学びます。
9月30日に新入社員研修の成果報告会を実施しましたので、その様子をお伝えします。
新入社員研修の修了要件は、①Java Silver資格の取得、②システム開発演習の納品の2点です。成果報告会では、そのうち修了要件であるシステム開発演習を対象に、各自が開発したプログラムの紹介や、演習を通して得た学びを発表します。
開発演習は、C言語を利用しオリジナル言語を開発するというものです。
要件定義から基本設計、詳細設計を経て、コーディング、結合テストに至るまで、一連の工程を4つのチームに分かれ、リーダーの役割を決め、実際のプロジェクトと同様にチーム制で実体験しました。
各チームが「どのような特徴を持つ言語にするか」を議論しながら要件を決定し、設計からテストまで役割分担を行い、作業を進めていきました。
チーム開発ならではの意見をすり合わせることの大切さや 、進捗管理の難しさもありましたが、互いに協力し合いながら課題を乗り越える姿はとても印象的でした。
成果報告会では、各チームがシステム開発演習でのチーム目標やその達成度 をはじめ、開発した言語の特徴や工夫した点、テスト結果、さらに演習を通じた学びや振り返りについて発表しました。
先輩社員や所属長が発表を見に来られる中、新入社員の皆さんは 堂々と報告していました。
同期や先輩社員からの質疑応答も行われ、各チーム新たな気づきがあったようでした。
また、報告の中では次のような振り返りが共有されました。
・各フェーズを経験することで、開発全体のイメージをつかむことができた。
・他人が作成した物のレビュー・実装、役割分担など、チーム演習ならではの経験ができた。
・課題の分析、効果的な対策をチームで実施することが難しかった。
半年間にわたる研修を通じて、技術面の成長はもちろん、仲間と協力しながら目標に向かう力も大きく伸ばすことができたと感じています。
4月から続いていた新入社員研修は成果報告会をもって終わりとなり、10月からはいよいよプロジェクト業務が始まります。
この研修期間で培った経験を力に変えて、新入社員の皆さんが現場でさらに活躍することを期待しています!