皆さん、こんにちは。人財開発グループの江川です。
多くの方の御厚意に支えられ、2025年11月7日(金)クオリサイトテクノロジーズ株式会社は事業開始より20年を迎えることができました。20年を迎えた今、改めて私たちのこれまでの成長を振り返り、そこから培ってきた強みを活かし、これからの未来に対し、どのように成長していきたいか?を検討するタイミングとなりました。
私たちの会社にはMission,Vision,Valueがあり、私たちの想いが込められた大切な道標になっています。特に私たちのMissionである“人とテクノロジーで地方の未来を拓く”については、クオリサイトテクノロジーズという会社が存在する意義そのものであり、これからも変わらず私たちの使命として大切にしていきたいと考えています。
ですが、Visionについては現状をふまえ、今後の長期経営計画と連動し、変えるべきだと考えました。
私たちはこの20年の歩みの中で、各業界における日本を代表するような企業をお客様とし、地方である沖縄・北海道から直接ITサービスを提供することができるようになりました。現在、1人当たりの利益額という点で比較しても、九州・北海道エリアでトップクラスになりました。私たちは、現在のVisionである“『ニアショアダイレクトモデル』のリーディングカンパニー”になるという目指したい姿に対し、さらなる成長フェーズに進む段階に来たと思います。 そのため、2035年という新たな未来に向けて、「NextVision」を検討することになりました。
「NextVision」を検討する取り組みは、2023年から2年のプロジェクトを組んで対応しました。私自身もメンバーとして検討に加わらせて頂きましたが、会社の未来を考えるという点てとても責任を感じ、やり方がわからない難しさや正解の無い中で、試行錯誤し続けた期間でした。
最初の1年はこれまでのクオリサイトテクノロジーズの歩みを振り返り、この20年で培ってきたものは何か?自分たちの強みは何か?を議論しました。特に、今のお客様との関係性を築くまでにどのような苦労を乗り越え、やり続けてきたのか?そこにどんな想いがあったのか?を理解できたことは、私にとっても、とても大きな学びでした。改めてこれまでの歩み、成長があったからこそ、今があって、これからの未来があると感じることができました。
次の1年はその強みをもとに、この先2035年にどんな会社にしていきたいか?ありたい姿と目標、それを達成するための戦略について議論しました。変化の激しいこの時代の中で10年先の未来を想像し、これからのクオリサイトはどうなりたいのか?どこを目指すべきなのか?を考えることはとても難しかったです。
そして2025年11月7日、事業開始から20年を祝いつつ、社員の皆さんと想いを共有できるよう「NextVision発表会・懇親会」を実施しました。北海道開発センターや東京に出張中の社員も集まり、約180名の社員が参加しました。
第1部では「NextVision」と長期経営計画の発表を行いました。
はじめに、代表取締役社長の小森より現状のMission,Vision,Valueについて、Visionを検討するに至った経緯について説明がありました。また、この20年で私たちが培ってきたものは何だったのか?を動画や年表等で振り返り、取締役である晒谷から2035年に向けた新たなVisionとして「NextVision」の発表と、今後の長期経営計画を共有しました。第1部のラストでは、「NextVision」の検討に関わったメンバーのトークセッションを行いました。「NextVision」の検討は2023年から2年かけて、それぞれの立場で過去と未来に真剣に向き合い、議論を重ねました。その中で改めて気づいたことや難しさを共有し、「NextVision」に込めた熱い想いと今後の抱負を語りました。

第2部の懇親会では、普段沖縄本社と北海道開発センターで拠点が離れているため、同期や、プロジェクトのメンバーと久しぶりに対面での会話を楽しみました。入社2年目の仲本による乾杯の挨拶があり、会場を盛り上げてくれました。
その後、事務局の石垣の司会のもと、経営陣から「事業開始時の20年前には、こんな素晴らしい仲間と一緒にここまでの成長ができているとは想定していなかった」「沖縄本社のあるみらい2号館の席が埋まるなんて、想像できなかった」等創業時の想い出を語っていただきました。
また、各世代からの社員の思い出エピソードも取り上げられ、会場が笑いの渦に包まれました。それぞれの立場で「そんなこともあったね…」と想い出に浸り、入社から現在まで振り返る時間になったと思います。
また、沖縄では古来からの儀式で「水合わせの儀」というものがあります。これは結婚式の際に、新郎新婦のお互いの実家の水を汲んできて、ひとつの杯に注ぎ合わせた水を飲む儀式です。そんな水合わせの儀に習い、今後のNextVisionへの想いを込めて各世代の社員がお酒を注ぐ「甕入れの儀」を行いました。
創業から20年の中で「創業期」「BicNIWS期」「模索期」「選択と集中期」「成長&再構築期」「高付加価値追求期」という期に分け、その期に入社した代表社員で、それぞれの想いを込めて甕にお酒を注ぎました。10年後に熟成された古酒として、このお酒を社員みんなで味わうことができることを、とても楽しみにしています。
そして、第2部の最後にはサプライズとしてエーク(沖縄の伝統的な櫂)の贈呈を行いました。
社長の小森より2035年に向けた想いを込めて、NextVisionのメンバー4名へ。
社員全員から感謝の気持ちを込めて、社長の小森へ。
それぞれの想いを込めて、エークを贈り合いました。
最後は社長の小森から締めの挨拶を行い、一本締めで会を締めました。事務局の皆さん、とても素晴らしい企画をありがとうございました!
個人的な想いになりますが、私はクオリサイトテクノロジーズという会社が本当に好きだなと改めて感じました。この会社に入社でき、仲間と出会えたこと、沢山成長の機会と支援を頂けたことに、とても感謝しています。だからこそ、私は1人でも多くの方にクオリサイトテクノロジーズを知ってもらい、組織と社員の魅力を伝え、仲間になってもらえるように、これからも自身の役割に尽力したいと思います。
NextVision、私たちの2035年に向かって。
この20年で培ってきた「真摯に向き合う姿勢」「地方に根差した優秀な人財」を強みとして、
“未来に向けた成長の力になる「ビジネスグロースパートナー」”として、これからも成長し続けて参ります。