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2021.02.18 | スタッフブログ
本年度の技術検証チームの取り組みを紹介します

皆さん、こんにちは
産業ビジネス二部 技術検証チームの津波古です。

昨年に引き続き本年度も技術検証チームの活動を継続していきます。
まず、振り返りとして昨年は「社内向けツール開発」をテーマに社内で活用できるツールを作成しました。
具体的にはWeb会議参加者の顔(表情)を分析して、会議中の感情の浮き沈みを検出するツールです。
参加者の感情を機械的に分析することで、会議をより良くすることを目的として開発に取り組みました。
ツールは社内の一部チームの朝会などで試験運用し、その中でいくつか課題が見えてきました。

  • <改善すべき点>
    • マスク着用時の精度が低い
    • パーソナライズ※1されたモデルがなく、精度が上がりにくい
    • 学習済みモデルがブラックボックス化されていて、これ以上の精度改善が難しい
    • テストが会議というシチュエーションのみのため、利用機会が少なくデータ収集が捗らない

上記を踏まえ、本年度は「データ分析」をテーマに取り組みます。
社員の業務時間内に自然発生する活動データを収集および分析することで、周囲や本人も気づきにくいメンタルの変化・予兆を検知することを目的としています。
また、昨年は幅広い技術を活用しましたが本年度は技術を深堀するために「データ分析」に特化して取り組みます。

  • <主な取り組み>
    • 社内に既にあるデータ、これまで活用されていなかったデータの自動収集
    • モダン※2なデータ分析基盤の構築
    • 独自の学習モデルの開発

データ分析に特化することで技術を確実に蓄積させること、今後増えてくると予想されるデータ分析系案件への貢献を狙っていきたいと考えています。

本活動における成果、および効果についてはまたブログにて紹介したいと思います。

 


※1 汎用的なものではなく個人の特徴に基づいてデータを最適化すること
※2 Google Cloud Platformが推奨するクラウド上で構築するデータ分析基盤のアーキテクチャ

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