晒谷健史 & 宮城法子

コーポレートマネジメント部

心も体も健やかでいられるよう、
健康リテラシー向上と健康・安全衛生管理に
全社で取り組んでいます。

Q1
健康経営に取り組む背景を教えてください


社員一人ひとりがイキイキ働くためには、成長できる環境と安心して働ける環境、両方が必要だと考えています。目標管理制度、役割給制度、成果報酬制度は成長にフォーカスをあてた弊社の象徴的な人事制度ですが、同時に成長していく土台として支えの人事制度も整備して、健康・安全衛生管理を強化するため健康経営に取組んでいます。

<コーポレートマネジメント部 取締役 晒谷部長>         
        

具体的には、心も体も健康な状態を保ち続けられるよう、健康リテラシー向上施策に取り組んでいます。また、健康はいきなり損なわれるということはないので、健康に影響する課題について保健師、本社スタッフと社員代表で協議を行ったり、注意が必要な健康状態を段階分けして各レベルに応じて対処したり、超過勤務が連続しないよう勤務記録をチェックして事業部に連携するなどしています。事業部門の管理者もこれら客観的な情報をもとに主観に頼らない健康管理を行え、例えば残業時間の改善など数値として表れています。

<コーポレートマネジメント部 管理グループ 宮城課長>
 
Q2
健康経営による効果を教えてください

本人が健康状態を認識して維持改善に取り組み、会社がこれをサポートしていくのが理想です。しかし、健康不安は自己申告しにくいテーマですし、そもそも本人や身近にいる上司でさえ心身の不調に気が付かない場合もあります。健康・安全衛生管理の取り組みが体系的に整理されることで、状況を客観的な数値で認識でき、専任の産業医や保健師が策定する専門的で根拠のしっかりした施策を行えるようになりました。2023年度健康経営優良法人ホワイト500に認定されましたが、本人や上司個々の経験値や専門知識の如何にかかわらず、組織としての健康・安全衛生管理レベルの底上げに手ごたえを感じています。

Q3
キヤノンMJグループの健康経営の取り組みを教えてください

キヤノンMJグループ(以下、グループという)では、「健康第一主義」をグループ統一の行動指針として掲げ、社員の健康支援ならびに健康経営の実現に向けた取り組みを推進しています。弊社としては、これまでにグループで蓄積してきたノウハウを利用できるだけでなく、フィジカルやメンタルなど専門分野毎の産業医体制があるなど、弊社単独で講じるのが大変な施策を打つことができ、健康経営の取り組みレベルを短期間で大幅に押し上げることができました。ホワイト500認定企業に、キヤノン健康保険組合加入企業が多いのも納得です。

 
Q4
今後の取り組みについて教えてください

健康経営により自社の課題が可視化され、ここ1~2年で大どころの課題は解決できました。今後も病気や事故の発生を少しでも減らせるよう啓蒙を続けていきます。 また、起こってしまったとしても、安心して仕事に戻れるよう社員を支援していくことは、今後も丁寧に実施していきます。