こんにちは。第一ビジネス部の原田です。
2/13.14に開催された「Developers Summit 2025」に第一ビジネス部の高田さん、古謝さんと一緒に参加してきたのでレポートします。
■Developers Summitとは
Developers Summit(通称デブサミ)は「デベロッパーをスターにし、世の中のアップデートを加速する」をミッションに開催されるオフラインイベントです。毎年2月と7月頃に開催され、参加費は無料となっています。今回の会場は東京都目黒区のホテル雅叙園東京でしたが、過去には東京以外での開催実績もあります。本イベントでは、2日間にわたってソフトウェア開発に関する幅広い分野のセッションが開催され、他にも展示や物販、懇親会などが行われます。物販では会場限定価格で技術書が購入でき、またその場で著者のサインをいただけるなどオフラインイベントならではの楽しみがあります。
Developers Summit 公式サイト
https://event.shoeisha.jp/devsumi
Developers Summit 2025 公式サイト
https://event.shoeisha.jp/devsumi/20250213
★会場の様子
■セッション
今回のDevelopers Summitでは、1回40分のセッションがA〜Eの5トラックに分かれて開催されました。各日10時から18時に渡って合計87のセッションが開催されました。実際のタイムテーブルは以下になります。
タイムテーブル
https://event.shoeisha.jp/devsumi/20250213/timetable
各セッションには定員があり、事前に参加予約を出すことになります。そのため人気のセッションはHP上ですぐに満員となってしまいますが、立ち見することも可能なため当日予約なしで参加することもできました。また各セッションの最後にはスピーカーの方に挨拶や質問をする場所が設けられており、各分野の最先端に居られる方とお話しできる貴重な機会となっています。
以降では、私たちが参加したいくつかのセッションをご紹介します。
◾️データベースの新潮流 ~NewSQLとHTAPを中心に~(原田)
このセッションはデータベースの新技術であるNewSQLを紹介するものでした 。NewSQLは大規模データを扱うために水平スケーラビリティを確保しながらも、強いトランザクション一貫性でデータを扱う技術です。従来大規模データを取り扱う際、データを保存する場所と分析する場所は分離されていました。この新技術により大規模データを保存する場所で分析できるようになれば、コストやリアルタイム性の面で優れたアーキテクチャとなるといった内容でした。データベース分野の最新動向をキャッチアップできる興味深いセッションでした。
◾️リアルタイム分析データベースで実現するSQLベースのオブザーバビリティ(原田)
このセッションはClickHouseというオープンソースの列指向DBMSを紹介するものでした。大規模データをSQLのインタフェースに特化して扱えることとオープンソースであることに興味がありセッションに参加しました。データのリアルタイム分析や集計に使用するツールは大手ベンダーのツールが多く使われる印象がありましたが、オンプレミスでも使用できるオープンソースについて知見を得ることができました。
◾️Gemini in BigQueryが導く、データ分析の次のステップ:rawデータからインサイト獲得までのAI活用法(原田)
このセッションはGoogle Cloud環境下で、生成AIであるGeminiとDBMSであるBigQueryを使用したデータ分析の手法を紹介するものでした。本来データ分析を行うためには、分析するデータの選定を行い、データ集計のためにSQLを実行し、集計したデータを可視化することが必要です。しかしこの一連の作業について自然言語でGeminiに指示をして実行させることが可能になっていました。セッションの中でスピーカーがデモを行い、ゼロからダッシュボードを完成させた際は言葉が出なかったです。
私は2025年1月からプロジェクトの業務のため、お客様先である東京に長期出張に来ています。東京は大規模で最新の技術を扱うオフラインイベントが多くあります。今回のようなイベントには数回参加したことがありますが、一流のエンジニアになるためには最新の技術に触れ続ける必要があると感じています。そのため、この機会に様々なイベントに参加し、一流のエンジニアへ成長し続けられる地盤を固めようと考えています。そうすることで、働く場所や環境に依存せず活躍できるエンジニアになりたいです。