沖縄県が主催する「未来の産業人材育成事業」の寄付講座に、ボランティア講師として登壇いたしました。昨年より縁があり、本事業に参加しています。
沖縄県では学校卒業後の進路決定率が全国に比べて低く、就職した場合でも3年以内の離職率が全国に比べて高いことが、文部科学省の学校基本調査で指摘されています。
本事業は、未来を担う子供たちに、沖縄県内各産業の魅力を十分に伝え、若年者が主体的に進路選択ができるよう、産官一体となり子供たちの就業意識の向上をサポートする取り組みです。
今回の企画は、自身の進路を考え始める中学2年生を対象に、地元名護市にも様々な職業があることを伝える社会人講話でした。
ところでIT産業育成に力を入れ、エンジニア数が増加傾向にある沖縄ですが、ソフトウェア開発・情報処理に携わるエンジニア数は県内就業者の1%に満たない状況です。 まだまだ親戚や近所の人から話を聞く機会が限られている職業なので、今回の講話で、ITの仕事が身近にあると気付いてもらえたら嬉しく思います。
ITは、本来場所を選ばずにできる仕事です。
これからも平和で豊かな美ら島沖縄の実現に貢献できるよう、沖縄にいながら首都圏レベルの仕事ができることを伝える場を増やしていきたいと思います。
※データ出典:
沖縄県就業者数 740千人(2022年 沖縄県統計調査)
沖縄県ソフトウェア業・情報処理業の就業者数 5千人(2016年 企業統計調査)