Member 06

Interviews仲間を知る

やりたい事にチャレンジできる環境。
リモートワークを推進し、
新しい働き方にチャレンジ。

當眞 嗣久

産業ビジネス二部第一グループ
2012年入社
理工学研究科情報工学卒業
※部署は撮影当時のものです

Question 01

リモートワーク推進チームの概要、参画の経緯を教えてくください。

普段は沖縄で勤務をしています。刺激を受けるために全国各地の勉強会に参加して、その地に留まり仕事ができるような働き方がしたくて、以前からリモートワークを希望していました。折しも2020年、会社が新しいワークスタイルへの対応方針を打ち出し、リモートワーク試験導入の対象者を探していると聞き、テスター候補に手を上げました。その直後、コロナ禍の緊急対応で全従業員が原則リモートワークに切り替わってしまったため、テスト要員の役割はなくなってしまいましたが、緊急対応後に制度として正式導入できるよう、リモートワークの課題や解決策を会社にフィードバックするリモートワーク推進チームをスタートしました。

Question 02

リモートワーク推進チームの役割を教えてくください。

コロナ禍では意図せずリモートワークに切り替わった人がほとんどでした。周りの目がなくなったことで調子を狂わせてしまう可能性があったので、リモートワーク推進活動の開始当初は、自分で働き方を整えていく必要性があることを理解してもらうことから始めました。新しいワークスタイルに順応してきた2021年の夏頃からは、自分の周りに目を向けることに少しずつ活動をシフトしています。セルフマネジメントができて、個人としてのあり方がオフィスにいるときと同等になった。つぎはチームとしてのあり方を同等にするという流れです。オフィスで空間を共有していれば、誰かの話が漏れ聞こえてきたり、相手の表情を読み取ったりと、周りに働きかけずとも様々な情報を入手することができます。一方、リモートワークでは自分から働きかける必要があります。そこで現在は、周りに対して自ら情報発信する重要性の啓もう、自己開示する場の提供、ワークショップなどに取組んでいます。どこで仕事をしても、働き方や人との接し方の本質は変わらないはずですが、

リモートワークを選択する際にチームとしてオフィスでしてきたことを再認識し、さらに気を付けるべきことが共有されていく一助になれれば嬉しく思います。ところで、リモートワークだと生産性があがらないという話も聞きますが、目的にあったやり方を適切に選択することが生産性に影響するのであって、リモートワークだからということではないと考えています。開発のやり方でいえばウォーターフォール型に適したプロジェクトもあれば、アジャイル型を選択したほうが良い場合もあります。リモートワークについても同じで、オフィスだから生産性が高いのではく、逆もしかりで、リモートワークだから生産性が下がるというわけではありません。細やかな表情やしぐさを読み取ったり、ちょっとした時間の気軽なやりとりなど、職場で発生するコミュニケーションの質と量を重視するならば、オフィスで働いたほうが今のところは良いだろうし、働く場所や時間などチームメンバーの多様性を受け入れたほうがチームの生産性向上につながるならばリモートワークを選択すれば良いだけのこと。コミュニケーションがとりにくい、管理ができない、生産性が低下するといったリモートワーク導入時の課題は解決できるようになったので、次は、人財育成の難しさや成長スピードといった課題に取組み、目的にあった適切なやり方を選択できるようになれればと思います。

Question 03

リモートワーク浸透の取組を教えてください。

当社は、沖縄と北海道にて首都圏の仕事をするニアショア専業です。創業以来10年以上の実績があり、お客様と離れていてもできることを証明しています。なので、リモートワーク推進活動では、開発チームのメンバーが離れていてもできることをテーマとしています。
チームの共創には、仲間、空間、時間の3つの”間”を大切にせよという考え方があります。リモートワークになっても、仲間は変わりません。空間は、オフィスから物理的に離れるので変ってしまいます。リモートワークでは、すれ違いざまの会話のような偶発的なコミュニケーションが発生しにくいので、放っておくとコミュニケーション量は落ちてしまいがちです。同僚との気軽なコミュニケーションが減れば心理的安全性が低下し、チームパフォーマンスも低下しかねない。そこで、オンライン上でつながる空間として仮想オフィスのoViceを導入しました。仮想オフィスはオフィスを模した画面デザインになっていて、音声コミュニケーションが可能です。会話するための会議予約は不要で、ゲームさながら画面上で相手に近づけば1対1でも複数人でも会話でき、会議用コミュニケーションツールに比べて気軽なコミュニケーションが生まれやすいのが特長です。これまで文字コミュニケーションの場はありましたが、音声コミュニケーションの場を導入したことで、オフィスに近い機能をもった空間が増えました。メンバーそれぞれが得意なコミュニケーション方法で雑談でき、チームの心理的安全性があがれば嬉しく思います。
3つ目の時間は、ミーティングやセミナーをアーカイブして後から参加するなど、オフィスではありえなかった、時間を超えた働き方をいずれできればと考えています。

Question 04

今後について

リモートワークとオフィスは、空間の次元が違います。だから3次元の世界に馴染んでいる私たちが理解できるようにリモートワークで起こる問題を整理して、リモートワークの空間にマッピングしなおすのが大変でした。先の例でいうと、チームパフォーマンスに影響があると言われている雑談はオフィスでは発生しやすいが、リモートワークだと発生しにくい。その為、オフィスと同じような雑談が発生しやすい場として仮想オフィスを導入するといったことです。ゲームの世界では、すでにメタバース的な空間が当たり前になっており、生まれたときからネットゲームをしている若い人にはリモートワークも違和感ないし、働き方の選択肢として当たり前になると考えています。しかし、私を含め前の世代には、未知の領域です。これまで経験してきた感覚を超える新しい世界にむけて、変化を受入れ順応できるよう、私自身、感覚をアップデートしていきたいと思います。

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